「ちょっ、…いったい何がおきてるんだ?」
古○の提案で、山奥の洋館を舞台に始まったS○S団秋季合宿。
だが、『宇宙人』や『未来人』『超能力者』 そして何より、副団長様がおっしゃるところの“神様”であらせられる
『S○S団団長』 涼○ハ○ヒがいる限り、きっと今回もろくなことがない。ああ、そうだとも。
─だが。俺の斜め下の予想には、得てしてそれを上回る不測の事態が訪れたりするのさ。
「久しぶりだね、キ○ン君。長○さんは元気?」
人生で2番目に関わりたくない、元クラスメイトであり、俺の命を狙う宇宙人と─
「やぁ、キ○ン君。み○るはドコ? 隠してもムダにょろよ!」
人生で2番目に超元気印な、S○S団名誉顧問までも登場しちまったんだ。
ほうほうのていで二人から逃げ出した俺だったが、今度はトドメとばかりに驚愕のシーンが待ちうけていた。
「キ○ン、抱いてよ…」
そう言ってハ○ヒが唇を重ねたのは、誰あろう俺であった。だが、俺じゃない『俺』に、だ。
「─お、おい古○。何で俺があそこにいるんだ?」
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